学生寮経験者は就活に強いらしい
学生寮と就活の関係性とは?
良い大学に行ってしっかりと勉強をしたとしても、就職に失敗するとその後大変です。
そのため、大学生活を送るに当たっては就活を成功させるためにすべきことをクリアしていく必要があります。
多くの企業は高い学歴があるというだけでは、そう簡単には採用に動いてくれないからです。
具体的には、知識を活かせる考える力や、会社という組織の中で周りの人とうまく人間関係を培える人間力、お客様との円滑なコミュニケーションを取れる人間性、そして目標に向かって努力を続けられる姿勢などです。
こうしたことは、単に良い大学に行ったからといって身に着けられるものではありません。
その点、学生寮に入って生活することは、学校そのものでは得られない体験や学びの機会を持てることになります。
多くの人たちと共同生活をすることによって、上下関係を体験したり周りの人とうまくやっていく人間性などを磨けるからです。
また、厳しくないとはいえどの学生寮にも一定のルールがありますので、ルールに従って生活する習慣を自然と身につけることができています。
それに関連して、規則正しいリズムで生活をすることができるというのも大きいです。
一人暮らしをしている学生の中には、誰でも言われないので朝起きる時間も決まっておらず、講義には遅刻してくる、食事の時間も寝る時間も不規則という人がいるものです。
しかし、それでは社会人としての生活をスタートするのに苦労します。
会社で働くということは、学生時代以上に厳しい時間の制約の中で生きていかないといけないからです。
企業ウケのよい学生寮の経験者
こうしたことから、企業が求める人間性やルールへの態度、普段の生活習慣といったものを身に着けているであろう学生寮経験者は企業ウケが良いのです。
そのため、就職活動をする時には、積極的に寮生活をしていたということをアピールすることができます。
採用担当者もそれを一つのポイントとして考えて、同じような学歴や成績を持つ人と比べて高いスコアを付けることがあります。
学生寮で学べることは、そのまま社会人になっても役立つものです。
そのため、人事担当者も安心して採用することができます。
社会に出るといろいろなタイプの人と付き合うことになり、人によって巧みに距離感を保っていったり、自分を合わせたりする必要が出てきます。
学生寮ではこうした社会の縮図とも言うことができて、大学生活を送りながらも前もって疑似体験ができるのです。
企業としては、いくら優秀でも組織の中で人間関係の問題を起こす人は採用しづらいものです。
そして、果たして他の人とうまくやっているのかというのは、実際にその場を体験しないと分からないものです。
その点、学生寮経験者であれば実証済みなので安心できるというわけです。