失敗しない学生寮の選び方

寮独自の規則を確認する

学生寮での生活の質を大きく左右するものに、寮で設けているルールがあります。
寮によってかなり厳しくルールを定めているところもあれば、常識的なルールばかりでかなり自由な寮も見られます。
寮独自のルールとして存在するのは、門限や部外者の立ち入り禁止、提供される食事の時間、持ち込める家具や家電製品といったものがあります。
また、寮生がどこまでキッチンや廊下、浴室などの掃除当番をするかといった点も違います。

これはどちらが良いかというよりも、メリットとデメリットの両方を考え、自分に合ったところを選ぶ必要があります。
ルールが厳しすぎると窮屈な生活になり、プライベートが制限されてしまいます。
しかし、緩いと風紀が乱れて周りの寮生から迷惑をかけられることも多くなりますし、思わぬトラブルが発生しやすくなります。

バランスよく、ルールを道理にかなった形で設けているかを見ると良いでしょう。
ルールの内容は寮の雰囲気にも影響しますので、しっかりと事前にチェックしたいものです。

部屋のタイプをチェックする

毎日の生活の場となり、学生にとっては勉強する場所となる自分の部屋はとても大事です。
まずは、居室面積や作りを確認しましょう。
ある程度広い方が良いのですが、広い部屋はその分だけ寮費も高くなります。
窓がしっかりとあって換気がしやすいか、クローゼットなどの収納スペースがあるのか、玄関周りのゆとりがあるのかといった点を見ることで、快適な生活を送れるかを判断できます。

他にも、寮によって部屋ごとに備えられている設備が異なります。
トイレや洗濯機スペースが設けられているところもあれば、単なる箱という部屋もあります。
また、床がフローリングになっているのかカーペット敷きになっているか、といった詳細も見ておくと実際に住むイメージをしやすいでしょう。

よく使うことになる共有スペースの確認をする

すべての設備が自分の部屋にある寮というのは少なく、何かしらの作業は共有スペースで行うことになります。
そのため、食堂や洗濯室、浴室、キッチンといったよく使うところは事前にチェックしておきましょう。
清潔で使いやすいか、部屋から行きやすいのか、設備は整っているかといった点を見ることができます。
頻繁に使うものですし、不便があると面倒に思って家事をしなくなることもあるので、自分の部屋と同じくらいしっかりと見ましょう。

他にも、廊下やエントランスといった共有部分も確認します。
寮の中は土足で入るのか、玄関で履き替えるのかといった点は意外と大事なポイントです。
また、廊下からそれぞれの部屋の生活音がかなり漏れてくるかを確認することで、騒音問題についてもある程度予測することができます。