ちゃんと生活ができるようになった

寮でのルールはそれほど厳しくないので快適

学生寮に入ることについて不安に思う人にその理由を聞くと、厳しい規則があってそれに従えるか分からない、息が詰まらないか心配という答えが返ってくることがあります。
もちろん、親元を離れて若者たちばかりが住んでいる場所ですし、それぞれに異なる生活スタイルや好みを持っている人がたくさん住んでいますので、一定のルールや秩序は必要です。
でも、実際にはほとんどの学生寮で厳しいルールは定められておらず、監視する厳しい人がいるわけでもありません。
それぞれの学生の自主性を重んじて、一人の大人としての扱いをしてくれるわけです。

ルールとして決まっている内容はそれぞれの学生寮で異なりますので、入寮時にしっかりと確認しておくべきです。
よくあるのが、食事の時間です。
調理や食堂の準備、片付け、衛生上の問題などがありますので、夕食をもらえるのは何時までと決まっていることがほとんどです。
そのため、学生は研究やサークル活動が遅くなったり、友達と外で遊んだりしていても、その時間内に寮に帰ってくる必要があります。
そうしないと、その日の夕食は食べられなくなります。

実質、決まった時間に寮に帰ってこないといけないということで、最初のうちは守れないこともあるかもしれません。
しかし、決まった時間に夕食が準備されていることや、毎日しっかりと栄養と味を考えたご飯を用意してくれる人がいることを考えると、それがとても幸せなことだと気付くものです。
何もルールがないといい加減な生活が続いてしまうので、ルールがあることで規則正しい毎日を送る助けになっていることも分かるはずです。

共同生活も慣れれば全然平気

学生寮によっては、細かなルールが決まっていることが多いです。
たとえば、外泊する時には寮長に言ったり専用の管理アプリに入力しなければならない、洗濯機の利用時間、アイロンなどを借りるのは申請が必要といった感じです。
最初のうちは何でも自分で自由にできるわけではないので、窮屈とまでは行かないにしても面倒に思えることもあるでしょう。

しかし、それはルールを覚えたり申請の仕方に慣れていなかったりするからで、一度慣れてしまえば全然平気になります。
サクサクと決まった申請手続きをしたり、決まった時間にやるべきことをやれば良いだけなので、特に感情もなく普通のこととして行えるようになるのです。
むしろ、共同生活をしていく上で、そうしたルールがあるおかげで他の人に迷惑をかけずに済みますし、自分も迷惑をかけられずに済んでいると感じられるようになります。

ルールがあっても慣れが肝心ということで、大変だと思っても数か月続けてみましょう。
そうすれば苦にならなくなるはずです。