食事がない日は学生寮で自炊

自分で用意する時もある

学生寮の多くでは、食事付きとなっています。
寮の建物の中に食堂がありますので、決められた時間に行けばそこで食事を摂ることができます。
寮の費用の中に含まれていますので、食費をかけることなくご飯を食べられてとても助かります。
また、寮の食事は栄養バランスを考えつつ、若者向けにある程度量を多くしていますので、健康的な食生活を送れるというのもメリットです。

しかし、毎日3食の食事を提供している寮はそう多くはありません。
平日のみの提供で土日はないというケースが多いですし、平日でも朝食と夕食はあるものの昼食はないという形となることもほとんどです。
学生は昼は学校に行ったっきりですので、寮に戻って昼食を摂ることは難しいからです。
また、土日は遊びに出かけたりアルバイトに出たりする学生も多く、そもそも寮での食事を必要としないというパターンが見られるので、最初から平日のみとしてるのです。

こうした寮では、昼食や土日の食事は自分で用意しなければなりませんから、外食をするか自炊をすることになります。
しかし、いつも外食となると食費がかなりかかってしまうものです。
また、場所によっては学校や寮の周りにあまり飲食店が多くなく、食べられる場所が少ないという問題を抱えるかもしれません。
そのため、学生は自炊をする機会が増えることになります。

学生も自炊には積極的にチャレンジした方がいい

今まで親元で生活してきたので、自分で料理をしたことなどないという学生もたくさんいます。
しかし、寮生活で自炊が必要になったチャンスを生かして、料理に積極的にチャレンジしてみましょう。
将来学校を出て社会人となった時、一人暮らしをする上で自炊は必須となります。
いきなり会社での仕事と料理などの家事をすべて始めるのは難しいので、学生のうちに自炊を始めることで社会人になるための準備をすることができるでしょう。

自分で料理をしてみると、意外と料理が楽しいと自炊に目覚める人もいます。
簡単なものでも料理してみて、自分の考えていた味付けにできるように工夫してみましょう。

また、自炊ができると、自分の食べたいものを食べたいタイミングで食べられるメリットもあります。
寮の食事は決められているものですので、自分の食べたいものが出てこないこともあります。
自分で作ることができれば、そうした不満も解消できます。

料理ができる学生のところには、周りの人も寄ってくる傾向にあります。
ご飯を作って他の寮生にも分けてあげれば、交流の輪が広がっていきます。
もちろん、自分ばかり料理をしているのでは負担が大きくなりますが、一度くらいであれば人付き合いのチャンスだと思ってやってみると良いでしょう。