学生寮の防音対策

生活音は漏れていることもあるので注意

学生寮の中には、たくさんの学生が住んでいます。
学校での講義がありますので、ある程度時間には規則正しい生活を送っているとはいえ、早めに寝る人もいれば夜更かしの人もいます。
また、静かに部屋の中で過ごすのが好きな人もいれば、音楽を聴いたりゲームをしたり、室内でも体を動かしたりするのが好きな学生もいます。
そうなると生活音がトラブルの原因となることがあるので、寮の中でうまくやっていくために注意が必要です。

学生寮で生じる生活音としては、まず足音があります。
ドタドタと歩く音や、靴もしくはサンダルのパタパタ、コツコツといった音は、特に下の階に響きます。
他にも、イスなどの家具を擦る音も響くものですし、直接床や壁に振動が伝わりますので隣の部屋や下の階に聞こえやすいです。

そして、住人が発する音が部屋の外に漏れることも多く、他の人により迷惑をかけることがあります。
ゲーム機やテレビの音量を大きくしているとか、話し声が大きいと、その内容までは分からなくても騒音となってしまうのです。

こうした騒音は、他の寮生に迷惑をかけトラブルに発展することがあります。
音のせいで勉強に集中できない、夜眠れない、静かな時間を過ごしたいのにできないといった問題になりがちです。
また、自分としてもプライベートな生活音が漏れるというのは嫌だという人も多いでしょう。

実行したい防音対策

足音対策としてできるのは、まずソフトな素材のスリッパを履くことです。
シリコン製や布製のスリッパだと、衝撃を吸収してくれますので騒音を出しません。
もしくは、カーペットを敷くというのも一つの手です。
床に座るのも楽になりますし、裸足で歩くのにも便利です。

隣の部屋への生活音の漏れを防止するには、家具を壁際に配置するのが有効です。
本棚やクローゼットを壁に置くことで、それが防音壁となって音の振動が壁を経由して伝わるのを防いでくれます。

逆に、スピーカーやテレビなどの音を出すものを壁にくっつけた状態でおかないというのも大事です。
オーディオ機器から発生する振動がダイレクトに壁に伝わってしまいますので、より音が漏れやすいのです。
こうした点に気を付けて模様替えをしてみると、だいぶ防音対策になるはずですのでやってみましょう。

ドアや窓に防音用の隙間テープを貼るというのも一つの手段です。
しっかりと部屋が密閉されておらず、どこかに隙間があると、そこから音が漏れやすくなります。
その点、防音用のテープを貼ることは音漏れを防ぐのに有効ですし、ドアや窓を閉めた時の騒音を防止するのにも役立ちます。
さらに、隙間がなくなれば外気が入りづらくなりますので、エアコンや暖房の効きも良くなります。
防音対策以外にも効果を発揮しますので、試す価値があります。