楽器は持ち込みしても問題ないですか?

学生寮で暮らすとき、マナーを理解しておくことは重要

大学に入り一人暮らしを始めて体験するという人もいると思いますが、食事の面など画心配また生活費、賃料が安い方がいいと、学生寮に入りたいという学生も多くなっています。
バブル全盛期の時には親御さんもお金に余裕がある方が多く、お子さんの学校費用や生活費も、楽に出すことができたご家庭が多かったのです。

しかし不況が続き生活することも厳しいというくらいに経済が不安定になってしまったご家族も多くなり、大学に行くにしても奨学金を頼りにしている学生は非常に多いといわれています。
親御さんにできる限り負担をかけたくないという配慮、また学費もアルバイトで少し負担しなければならない学生もいて、家賃が低く生活費が安いところは魅力なのです。

家賃が低く生活するにも生活費が少なく済む、また食事も作ってくれて、学校に近いところが多いので交通費もかからないとなれば、学生にとって最高の場所となります。
しかし、学生寮に暮らすということは、集団生活するということになるので、今まで実家で暮らしてきたようにはいかない、ということを理解すべきです。

実家にいるときには気にしなかった「音」のこと

音楽

学生寮も個室があるタイプではなく、相部屋となる場合には、一緒の部屋で暮らす人にマナーよく、配慮した生活が必要となります。
たぶん一緒に暮らしていく中で、今まで家族と暮らしていた時には感じられなかった「音」が意外に多いことに気が付くと思うのです。

神経質な人だと、ページをめくる音も気になる・・と思うくらいで、寝ているときの寝息、いびき、歯ぎしり、などは仕方ないにしても、普段の行動によって出る音はある程度注意が必要となります。
例えば、ドアを閉めるときにも大きな音がしないようにするなどもできれば考えておきたい配慮です。

また音というと、楽器の音、これもまた問題になることが多いといいます。
楽器も静かな音量で練習できるのなら特に問題はありませんが、かなり音が大きいとなると、寮では利用できないことのほうが多いようです。

音大生などに向けて楽器持ち込み可能な学生寮もある

趣味で音楽をしているという分には寮生活では行わないように配慮すれば問題にならないことですが、音大生、つまり楽器を習っている、学んでいる人からすれば大きな問題になります。
音楽を真剣に学ぶ場合には、練習量がものをいう、というところも大きく、人によっては1日6時間以上練習に費やしているという人もいるのです。

毎日楽器を触っていないと腕が格段に落ちる、違ってくるともいわれているので、寮で楽器の練習ができないというのは致命的といえます。
通常の大学の場合、音に配慮した学生寮は少なく、あっても共用部のコミュニティスペースなどが防音となっている・・というくらいです。

しかし音大生向けの楽器を持ち込みできるという学生寮などもあるようで、自分で持ち込める楽器、例えばバイオリンやサックス、トランペット、ギター、などは持ち込みしてもいいし、防音になっているので練習も可能となっています。
また学生会館などの場合、ピアノの練習ができるようにピアノ室が用意されていますし、配慮された居室があるところもあるようです。

寮を決めてしまってから、楽器持ち込みはできない、音を出すことができないということでは困るので、楽器の練習が必要という人は防音設備のある部屋や、楽器持ち込み可能な学生寮を探す必要があります。
こうした寮は特殊で数も少ないので、大学合格が決まったらすぐに、音を出してもいい、楽器持ち込みOKという寮を探すことが必須です。