寮での盗難が心配

盗難被害防止はちょっとした配慮が必要になる

学生寮で起きる大きなトラブルとして挙げられるのが盗難です。
残念ながら、多くの人が出入りして共有スペースが多い学生寮では盗難が実際に起こる可能性がありますし、なかなか防ぎにくいのが事実です。
そのため、ちょっとした配慮をして自分で自分を守る必要があります。

まず、貴重品の管理です。
現金や腕時計、スマホなどの盗難被害に遭いやすいものは、できるだけ肌身離さずに持ち歩くようにします。
もう一つは部屋の戸締りをしっかりすることで、個室に住んでいる場合でも安心せず、学校に行く時はもちろんお風呂に行く時などにも戸締りをしておくべきです。
お風呂の脱衣所も盗難被害が起こりやすく、リスクの高い場所であるという意識を持って、つい持っていきがちなスマホなども自室に置いてきた方が良いでしょう。

自分の部屋に貴重品を置く際にも、見つかりにくいところや奥まった場所に保管することが大事です。
ちょっとしたタイミングで盗難が発生することもありますので、万が一自分の部屋や個人スペースに入られても、すぐには貴重品を取れないところに置く方が安全です。
もし共同生活を送っているのであれば、鍵付きの簡易セキュリティーボックスを利用するのも一つの手でしょう。

また、仲間と良い関係を築きコミュニケーションをいつも図ることが大事です。
お互いに知らない人や普段来ない人がうろついていないかをチェックしたり、その人に声をかけたりして犯罪を未然に防ぎやすくなります。
お互いに知っている人同士だと、心理的にも盗みを働こうとする意識を防止できます。

寮に持ち込むものも注意してリスクを減らそう

このようにいくつかの点で配慮をして、少しでも盗難に遭わないようにします。
それでも、完全に可能性を排除できるわけではありません。

そこで、そもそも寮に持ち込むものをしっかりと選んで、リスクを減らすことが求められます。
寮での生活を楽しく過ごそうと思って、見た目にもいい家電やおしゃれのために高価なアクセサリーなどを持ち込みたくなるかもしれません。
また、スペックの高いノートパソコンやゲーム機器なども欲しくなります。
しかしこうした高価なものがあるとそれだけ盗難のリスクが高くなるのが事実ですし、被害に遭うとそれだけダメージも大きくなります。

もちろん、どうしても必要なものがあるのは確かです。
もし高価なものを持ち込むのであれば、それを他の人に言ったり見えるところに置いたりしない方が賢明です。
また、その場を離れる時には必ず奥の方にしまうとか、鍵付きの保管場所に入れるといった対策が必要です。
物を厳選すると共にリスク管理を考えるようにしましょう。