学生寮を見学するには?

オープンキャンパスや体験入学で寮を詳しく紹介してくれる大学は多い。

オープンキャンパスの専門サイトを見てみると、学生寮が見学コースに含まれている大学や専門学校が多いことが解ります。昨今は、大学や専門学校が優秀な学生を誘致する目的で、学生寮を作るケースも増えてきました。

実家にいる時は、ご飯の用意や洗濯、掃除といった家事は親がやってくれて何不自由ない生活。実家を出て一人暮らしとなるとすべて自分でやらないといけないので色々と不安になりがちです。また、家に帰っても一人というのは寂しくもあります。そんな一人暮らしの寂しさや不安を解決してくれるのが学生寮です。

学生寮に住むことのメリット

寮父や寮母といった管理人が運営する学生寮ですが、さまざまなメリットがあります。

料理が苦手でも安心
自分で料理をしたことがないから料理が苦手という方もいるのではないでしょうか。毎日レトルトやコンビニ弁当だと、栄養が偏った食事で健康を害しかねません。
学生寮によっては食堂があり、朝・晩に栄養のバランスが取れた食事ができます。
食事の場で同じ寮に住む他の入居者と顔を合わせることもあるので、交流を楽しむようにすると寂しさもやわらぎます。
コストが少ない
家賃が安く済みます。朝・晩に食事が出る寮の場合だと、コンビニ弁当や外食をせずに済むのでその分も安く抑えられます。
防犯の点で安心
一人暮らしだと出かけて留守にしている間、家に誰もいないということもあるので防犯の点で不安があります。管理人がいる学生寮の場合は、そういったことがなく、防犯の点で安心です。

学生寮のデメリット

門限
一人暮らしと違い、門限が設けられていることもあって夜遅くの外出等に制限があります。
共同の設備
風呂や洗濯機、寮によってはトイレも共用ということがあります。共用ということに抵抗がある方は注意が必要です。
共同生活ということ
他の入居者と顔を合わせることがあり、人見知りをするような方だとストレスに感じることも。

見るべきポイント

学生寮を選ぶ時に、見るべき点は通常の賃貸を借りる時と同様です。

間取りや立地の状況等自分に合ったところかを見るようにしましょう。チェックしてみて、第一印象が良くない部分があるなら妥協しない方が良いといえます。
第一印象で良くない印象があった場合は、後々も同様の印象が続くということも考えられるからです。

お試しで宿泊

寮によってはお試しで宿泊できるサービスがあり、実際に入居した時のような体験ができます。人気の部屋はすぐ閉め切られるので、気になるところがあれば、早めに見学をしましょう。

学校の公式ホームページやパンフレットにも、所有している学生寮の情報は記されているので、一般的な賃貸物件と比較検討をしたい際にも便利です。

進学のために親元を離れて一人暮らしを始める予定のある方は、メリット・デメリットを吟味して、学生寮を選ぶという選択肢もおすすめです。